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ゆうど

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木工 勝水喜一氏
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    コスモロジーを生み出す仕事

    樹木の寿命が、
    椅子やテーブルのいのちに継がれていく。
    未生のまま育ってきたイタヤカエデの原木が
    冬が始まった阿寒の山で伐られていく。
    人間世界のこの世に蘇って生き続けるために。
    その塞の神――道案内が勝水喜一くんである。

    (中略)

    自然素材を扱うということは、
    「素材を材料にする」ということをとことんまで追及し、
    自然な生き物として扱い続けながら、
    熟成物として仕上げていくことである。
    こうして勝水くんの制作物(仕事)は、この世に現れることになる。
    だから、彼の椅子やテーブルが存在することによって、
    そこにひとつの「世界」が生まれてくる。
    それは、カオスとコスモスを混ぜたようなコスモロジーである。
    何かが宿るとすれば、彼のような仕事に宿るのだと思う。

                     今井俊博

    (CONFORT 2007.2月号 建築資料研究社刊より)
    | 今井俊博からのメッセージ | 18:26 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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